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豆知識

誕生石について

誕生石について

63年ぶり!新しい誕生石が追加!

2021年の年末、63年ぶりに誕生石が改定されました!

国によって誕生石は異なります。
ここでは日本においての誕生石をご紹介します。
2021年末に発表された誕生石はこちら!

1月 ガーネット
2月 アメジスト、クリソベリルキャッツアイ
3月 アクアマリン、アイオライトブラッドストーン
4月 ダイヤモンド(水晶)、モルガナイト
5月 エメラルド、翡翠
6月 ムーンストーン、真珠、アレキサンドライト
7月 ルビー、スフェーン
8月 ペリドット、サードオニクス、スピネル
9月 サファイア、クンツァイト
10月 オパール、トルマリン
11月 トパーズ、シトリン
12月 ターコイズ、ラピスラズリ、タンザナイトジルコン


赤色が新誕生石です。
*パワーストーンでは3月にコーラル。7月にカーネリアンが入っていたりします。
日本国内でも業者によって多少違いがあるようです。
*12月のタンザナイトとかは”もともと誕生石では?”と思う方もいるのでは?笑

63年ぶり!新しい誕生石が追加!

誕生石の改定。63年ぶり。

2021年12月20日
全国宝石卸商協同組合は日本ジュエリー協会と山梨県水晶宝飾協同組合と連携し、誕生石の改定を発表しました。
10種類の石が新たに追加されました。

協会によると、63年前にアメリカの宝石業界が定めた誕生石を取り入れましたが、団体によって誕生石に違いがあり消費者が混乱する原因にもなっていたため、今回宝飾品業界として統一した誕生石を発表するに至ったそうです。
これを機にジュエリー業界も活力を取り戻していくことを期待していますとコメントしています。

誕生石の改定。63年ぶり。

誕生石のルーツは??

そもそも誕生石はどうやって出来たの?
気になるところですよね。

そのルーツは約3500年前まで遡ります。
一つは、旧約聖書の”出エジプト記”に出てくるユダヤ教の祭司の胸当てに12種類の宝石がはめ込まれており、それにが起源になっているという説。
ちなみにこの12種類の宝石にはイスラエルの12の部族の名前が彫られているそうです。

もう一つは、新約聖書の”ヨハネの黙示録”の神殿の土台に使われた12種類の宝石が起源となっているという説。

この二つの説が基礎となっているようです。

誕生石ができるより、はるか昔のヨーロッパでは
月ごとに石が決められていて、月替わりで色々な石を身につけて楽しまれていたようです。
しかし、そんな事ができるのは一部の貴族だけ。
そこで自分にとって特別な月の石を身につけるという文化が次第に広まっていったようです。

誕生石のルーツは??

誰が決めたの?誕生石

18世紀ごろ、ポーランドの宝石商によって考案されて世界中に広がっていきます。
しかし国や宝石商によってバラバラでした。

そのため1912年にアメリカの宝石商組合(現:ジュエリー・オブ・アメリカ)によって、誕生石の選定が行われました。その時基準にされたのが聖書です。
その後何度か見直され、現代の誕生石になりました。

日本では、
1958年全国宝石商組合によって制定されました。

日本での誕生石の歴史はまだ60年ほどなんです!!!

アメリカの誕生石を基準に、日本で馴染みのある”珊瑚(3月)”と”翡翠(5月)”が追加され制定されました。翡翠は日本の国石なんです!新潟県の糸魚川は産地として有名ですね!
そして今回(2021年末)の改訂で10種類が追加され、日本での誕生石は29種類となった訳です。

誰が決めたの?誕生石

新誕生石 2月クリソベリルキャッツアイ

クリソベリルキャッツアイは
自分へではなく他者に対しての豊かさを生み出す力が強い石です。
幸せ(愛や笑顔、人のサポートなど)の循環を生み、誰かのためにしたことが巡り巡って自分に返ってくる。そんなパワーストーンです。

新誕生石 2月クリソベリルキャッツアイ

新誕生石 3月アイオライト

アイオライトは
”人生の羅針盤”と言われており、夢や目標が見つけられない時や自信を喪失した時など、本来の自分を取り戻す手助けをしてくれ正しい判断ができるように導いてくれるでしょう。
また、綺麗なすみれ色したアイオライトは高まりすぎた感情やネガティブな感情を落ち着かせ和らげてくれるでしょう。そんなパワーストーンです。

新誕生石 3月アイオライト

新誕生石 3月ブラッドストーン

ブラッドストーンは
生きるために必要な欲求を高める石です。
名前の通り血に関係しており、活力を与たえてくれる他に安産や懐妊などにも効果があるとされています。
そしてこの石には有名な伝承があり、
キリストが十字架にかけられた時、その下にあった石にキリストの血が染み込んでできたと言われています。

新誕生石 3月ブラッドストーン

新誕生石 4月モルガナイト

淡いピンク色が美しく、日本の桜にちなんで選ばれたようです。
モルガナイトは
幸せをもたらす石と言われており、愛情のエネルギーを持つパワーストーンです。
今ある関係を発展させるような働きもするため、恋人から結婚へ、そして家庭円満を保つ力になってくれるでしょう。自分も相手も幸せになれるような関係をつくるサポートをしてくれます。精神的安定も高めてくれるため、小さな幸せに気づけるような余裕をもたらしてくれるでしょう。

新誕生石 4月モルガナイト

新誕生石 6月アレキサンドライト

アレキサンドライトは
光源によって見える色が変わることから”昼のエメラルド””夜のルビー”と呼ばれています。
ロシアでは”皇帝の宝石”と言われ、自分の身を守る守護石として身につけられていたそうです。
二面性を持つことから双子座の守護石であり、そして結婚45年目の”金緑婚式”の結婚記念石でもあります。

新誕生石 6月アレキサンドライト

新誕生石 7月スフェーン

スフェーンは
精神状態を良好な状態にし、周囲に流されない強い意志でいられるようにサポートしてくれます。また、自分自身にフォーカスし、これからどうしていくのか?どうしたいのか?サポートをしてくれるでしょう。

新誕生石 7月スフェーン

新誕生石 8月スピネル

スピネルは
色によってエネルギーの傾向は多少違います。
基本的にエネルギーの強い石で、活力を高めてくれます。
目標達成や自己実現のために強力なサポートをしてくれるでしょう。

新誕生石 8月スピネル

新誕生石 9月クンツァイト

クンツァイトは
”聖母マリアの石”と言われるほどの癒しの効果の高いパワーストーンです。
他者への無償の愛を教えてくれる石とされ、純粋な気持ちを呼び覚まし幸せへの道しるべとなってくれるでしょう。

新誕生石 9月クンツァイト

新誕生石 12月タンザナイト

タンザナイトは
冷静さや判断力を高めてくれるので、優柔不断な方にもオススメな石です。
ネガティブなエネルギーをポジティブなものにしてくれたり、自分の良い部分を表現する手助けをしてくれたり、プラスの方向に導いてくれるパワーストーンです。

新誕生石 12月タンザナイト

新誕生石 12月ジルコン

ジルコンは
とても色の種類の多いパワーストーンです。
色によりパワーの傾向に違いもありますが、
エネルギーのバランスを整えてくれたり、いい仕事をするために自信を向上させてくれたりなどの効果があると言われています。

新誕生石 12月ジルコン

国石(翡翠)について

国石(翡翠)について

日本の国石って知っていますか?

ズバリ!日本の国石は”翡翠”です!

国石とは、その国を代表・象徴する石(宝石)のことを言います。
国旗や国歌と同じですね。

”翡翠”は2016年9月に日本鉱物化学会により国石に選ばれました。
翡翠は巨大なプレートの沈み込み帯にしかない岩石です。
日本はいくつもプレートがあり何箇所か産地がありますが、その中でも新潟県の糸魚川は有名です。”世界最古の産出地”といわれていて、最初に発見されたのは今から約7000年前の縄文時代です。
糸魚川の翡翠は、約5億年まえのカンブリア紀にできた石であり”地球上で最初にできた翡翠”ともいわれています。

日本の国石って知っていますか?

あなたにも翡翠が見つけられるかも?!!

宝石の採掘なんて一般人が簡単にできるモノではないってイメージですよね?
確かに、簡単ではないと思います。笑

ですが、”ヒスイ海岸”では自由に翡翠探しができます!!
海岸に行くだけです!見つけられるかはあなた次第ですが。笑

ヒスイ海岸は新潟県糸魚川にある海岸です。
この海岸には翡翠の産出地である”小滝川ヒスイ峡”や”青海川ヒスイ峡”からの川の流れが日本海に注いでいます。その川の流れとともにヒスイが日本海に流れ着き、海岸にたどり着くそうです。
現在は、小滝川ヒスイ峡や青海川ヒスイ峡は天然記念物エリアに指定されており、一切の岩石類は持ち出しが禁止されています。

ただ、そのヒスイ海岸にたどり着いた糸魚川翡翠は拾ってもOKというわけです!
発見率が高くなるのが雪解けの頃。(3月〜5月頃)
拾った翡翠はフォッサマグナミュージアムで鑑定してくれますよ。(要予約…詳しくはHPで確認ください→フォッサマグナミュージアム

あなたにも翡翠が見つけられるかも?!!

翡翠にまつわる石物語・言い伝え

”翡翠”という名前は中国から日本に伝わってきたとされています。
名前の由来は、翡翠の美しい色がカワセミ(カワセミは漢字で”翡翠”と書きます)を思わせることから名付けられたそうです。

古くから中国では五徳(仁・義・礼・智・信)を高めるとされ、富豪の人達は正妻に翡翠を贈り、第二夫人にはダイヤを贈っていたそうです。
ダイヤより翡翠の方が価値が高かったという事ですね。
また翡翠は”玉”と呼ばれることもあり、
古来より神秘的な霊性があると信じられ、神や皇帝と結び付けられていました。
国王の椅子を”玉座”と呼ぶのは、この名残りのようです。

翡翠にまつわる石物語・言い伝え

魔法の石?!! <効果と意味>

翡翠は古くから色々な民族に大切にされてきました。

ある民族は翡翠に彫刻を施し”聖なる護符”として。
また、スペインでも遠征の時などお守りとして身につけていたそうです。
翡翠は”忍耐・調和・飛躍”を意味する天然石とされてきました。
持つ人にすぐれた知恵と深い知性を授け、素晴らしい人徳を与えてくれると言われています。
落ち着いた冷静さと揺るぎない忍耐力を養い、災いや不運から身を守ってくれるでしょう。
不安で落ち着かない夜にも平和な眠りをもたらしてくれます。

東洋では古来より「徳」を高める石とされ、”成功と繁栄”を象徴する石とされてきました。
秘めた能力を開花させ、夢や目標を達成させる心強いサポートをしてくれるでしょう。

翡翠の歴史では日本が最も古く、縄文時代には勾玉として使用されていました。
日本では”豊穣・生命・再生”をもたらすものと信じられ、神聖な石として大切にされてきました。

魔法の石?!! <効果と意味>

石のおはなし ラピスラズリ編

石についてのちょっとした豆知識です

石のおはなし ラピスラズリ編

試練を与える石?!ラピスラズリ!

今回はラピスラズリのおはなしです。

ラピスラズリは一般的に幸運の石といわれています。
が、この石のおもしろいところは持ち主に”試練”を与えるというところです。
え?試練??って思いますよね・・・笑
この試練を乗り越えた先に本当の幸せが待っているという事のようです。

自分自身の成長のため、自分磨きのため、
良きパートナーとして身に付けてみるのもオススメですよ! 


ネットショップ《 BASE 》

試練を与える石?!ラピスラズリ!

あの有名な絵画にラピスラズリが使われていた?!! 

前回に続き、ラピスラズリのおはなしです。

17世紀のオランダ・バロック時代の画家ヨハネス・フェルメールはご存知ですか?
バロック芸術を代表する画家です。

そのフェルメールの絵画『真珠の耳飾りの少女』は最も有名な作品といわれています。
その少女のターバンには”フェルメールブルー”と言われる鮮やかで独特な深い青色が使われていて、その原料として宝石のラピスラズリが使われているんですよ!

当時のヨーロッパでラピスラズリは金と同等と言われるほど高価なものだったそうです。

あの有名な絵画にラピスラズリが使われていた?!! 

石にまつわるお話し ラピスラズリ編

石にまつわるお話し ラピスラズリ編

ヨハネス・フェルメールってどんな人?

今回はラピスラズリにまつわるお話しです。

前回、17世紀のヨーロッパではラピスラズリは金と同等と言われるほど高価なものでした。
とお話ししましたが、そんな高価なラピスラズリを原料として使うことができたヨハネス・フェルメール。
どんな人物だったのか、気になりませんか?
少しお話ししようと思います。


1632年、オランダ(ネーデルラント連邦共和国)デルフトで生まれます。
ルネサンス芸術運動の後に広まったバロック芸術を代表する画家です。
空間を照らす光の描写が卓越しており”オランダの光の巨匠”と称されているそうです。
1653年、当時21歳の頃カタリーナ・ボルネスと結婚。
その母親は大変裕福な人物で、その義母とパトロンのピーテル・クラースゾーン・ファン・ライフェンの協力により、高価なラピスラズリを使用することが出来ていたそうです。
1662年、聖ルカ組合(画家の組合)の理事に選出。画家としての評価を得ていました。
1670年、第三次英蘭戦争により経済に打撃を受け、多額の負債を抱えることになります。
その後、画家としての名誉を失ったまま
1675年、45歳という若さで亡くなりました。

死後、18世紀はしばらく無名の画家でしたが、
200年経った19世紀、フランス人の美術研究家トレ・ビュルガーにより再評価され世界的に有名になりました。

フェルメールがどのようにして絵画を学んだのか、どのようにして独特のスタイルを築きあげたのか、詳しいことは現在も不明のようです。

ヨハネス・フェルメールってどんな人?

『真珠の耳飾りの少女』は格安で販売されていた?!

前回、ヨハネス・フェルメールはどのような人物だったのかお話ししました。

今回はそのヨハネス・フェルメールの有名な絵画『真珠の耳飾りの少女』の謎にせまりたいと思います。

『真珠の耳飾りの少女』はオランダのマウリッツハイス美術館が所蔵しています。
制作年は画家としての地位が高まった1665年頃ではと考えられていますが確実な証拠はないそうです。
フェルメールの死後18世紀には画家としての評価が低迷し、日本円にして約1万円という値段で販売されていたという過去もあるそうで、今では考えられないですよね。

『真珠の耳飾りの少女』は格安で販売されていた?!

フェルメールの理想像だった??<真珠の耳飾りの少女>

前回に引き続き『真珠の耳飾りの少女』の謎に迫りたいと思います。

では、この絵画のモデルとなった少女は誰なのか?

フェルメールの娘マーリアとも考えられているそう。
ですが、背景は黒一色でオランダを思わせるような風景は一切なく、青いターバンを巻き真珠の耳飾りをした少女のみが描かれています。
それにより、実は”トローニー(空想の人物像を描いたもの)”と言われる種類の絵画ではないのかという説もあるそうです。
”トローニー”はフェルメールの生前に流行した手法で、この『真珠の耳飾りの少女』はフェルメールの理想の美少女像だったのかもしれませんね。

フェルメールの理想像だった??<真珠の耳飾りの少女>

謎多き『北のモナ・リザ』<真珠の耳飾りの少女>

『真珠の耳飾りの少女』についての豆知識をお伝えするのもあと2つです。

この絵画についての謎は沢山ありますよね。
”この少女は誰なのか?””なぜトルコの異国文化のファッション、青いターバンを巻いているのか?””制作年はいつなのか?”など。
そんな謎につつまれた絵画は、あの有名な絵画にちなんでこう呼ばれています。

『北のモナ・リザ』あるいは『オランダのモナ・リザ』と。

レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画『モナ・リザ』も謎の多いことで有名ですよね。

謎多き『北のモナ・リザ』<真珠の耳飾りの少女>

映画化されていました!<真珠の耳飾りの少女>

『真珠の耳飾りの少女』にまつわるお話しも最後になりました。

何回かにわたりこの絵画の謎についてお話ししてきましたが、アメリカの作家によりこの絵画から着想を得て書かれた小説があります。
そして、2003年にハリウッドで映画化もされています!

映画『真珠の耳飾りの少女』
*監督/ピーター・ウェーバー
*主演/スカーレット・ヨハンソン(少女)/コリン・ファース(フェルメール)/
トム・ウィルキンソン

謎の少女は映画の中では、フェルメール家の使用人として登場します。
この映画で描かれている美しい少女の生活の様子などは、17世紀のオランダをとてもよく再現されているそうです。
映画はフィクションですが、こういう時代に描かれた絵画。
思いを馳せてみるのもいいですね。

amazon prime videoで観ることが出来ます。(2021.10.16現在)
気になった方はご覧になってみてください♪

映画化されていました!<真珠の耳飾りの少女>

石のおはなし ラリマー編

石についてのちょっとした豆知識です♪

石のおはなし ラリマー編

”カリブ海の宝石”に癒されませんか?

ラリマーという天然石はご存知ですか?
名前は分からなくても見たことのある方は多いのではないでしょうか。

水の波紋を思わせるような模様と水色と白色の色彩がとても綺麗な天然石で、
”世界三大ヒーリングストーン”の一つに数えられています。
ちなみにあとの二つは、チャロアイトとスギライトです。

”カリブ海の宝石”と言われるラリマーは癒やしの効果が高く、
特に精神的な疲れやマイナス感情を和らげるてくれるでしょう。

”愛と平和”の象徴とも言われるラリマーは今の時代に必要な天然石かもしれませんね!

”カリブ海の宝石”に癒されませんか?

どうやって付けられた?石の名前?!

今回は名前の由来についてです。

”ラリマー”の語源は、この天然石の発見者であり地質学者ミゲル・メンデスの娘”ラリッサ”とスペイン語で海を意味する”マール”を組み合わせたことに由来しているそうです。

正式名称は”ブルー・ペクトライト”。
主要産地のドミニカ共和国は「アトランティスの失われた大陸だった」という伝説を持つため”アトランティス・ストーン”と呼ばれることもあるそうです。
その他、”ドルフィン・ストーン”とも呼ばれることもあり、カリブ海を泳ぐイルカをイメージしているそうです。

こんなにいろいろな名称があるなんて、沢山の人に愛されてきた天然石なんだなと感じますね♪

どうやって付けられた?石の名前?!

石のおはなし アメジスト編

石のおはなし アメジスト編

ギリシャ神話

これはアメジストができるまでの神話です。

ある日、お酒の神バッカス(酒の神/別名ディオニュソス)はフラれたことに腹を立てお酒を飲んでいました。
悪酔いをしたバッカスは”最初に会った人を猛獣に襲わせろ”と言い、たまたまそこを通った女官を襲いました。
その最初に会った人が女官アメジストでした。
アメジストは襲われそうになっていた所を月の女神ディアナに助けられます。
しかし、女官アメジストは水晶に姿を変えられてしまったのです。

その後、酔いから覚めたバッカスは自分の罪を反省し、その水晶にワインを注ぎました。
そうして水晶は紫色にかわり、美しい宝石”アメジスト”が生まれたと伝えられています。

ギリシャ神話

月のおはなし

月のおはなし

満月の名前

アメリカの先住民族ネイティブアメリカンに名付けられました。
作物の収穫や狩猟の目安にするために、その季節にちなんだ名前をつけ時期を把握していたそうです。


*1月”ウルフムーン”
狼は1月になると繁殖期が始まることや、仲間を見つけるために遠吠えをするそう。
他にも、真冬の食糧不足を嘆く、飢えた狼の遠吠えなど。
いつもより遠吠えがよく聞こえる季節にちなんで名付けられたそうです。

*2月”スノームーン”
大雪が降ることが多い季節
穀物が採れにくく生活が厳しくなることから”ハンガームーン(飢餓月)”と呼ばれることもあるそうです。

*3月”ワームムーン”
だんだんと暖かくなり、ワーム(土の中の虫)が活動を始める時期。
季節は春へと向かい、様々な動物たちが目を覚ましはじめることから名付けられたそうです。

*4月”ピンクムーン”
”ピンク”とは野生のシバザクラやクサキョウチクトウのことで、北米では春になると山や丘がピンク色に染まるそうです。
また、ピンクムーンは”願い事が叶う””恋愛がうまくいく”などとも言われているそです。

*5月”フラワームーン”
さまざまな花が咲き始める月
暖かな季節を迎え、アネモネやスミレなど次々に花が咲くことに由来しているそうです。
その他、”絆””秘密””変化”を象徴するとも言われているそうです。

*6月”ストベリームーン”
北米では毎年6月にイチゴの収穫が最盛期を迎えます。

*7月”バックムーン”
”バック”とは雄の鹿のこと。
春頃に生え変わった角が7月頃になると枝角が生えてくる月。

*8月”スタージョンムーン”
日本語では”チョウザメの月”
8月になると北米の湖や河川でチョウザメ漁が盛んに行われるそうです。

*9月”ハーベストムーン”
秋分の日に近い満月のこと。
北米では農作物をこの時期に収穫をすることから名付けられたそうです。
秋分に近い満月を呼ぶため10月になることもあります。

*10月”ハンターズムーン”
月明かりが強いため、その光を頼りにハンターたちが獲物を狩ります。

*11月”ビーバームーン”
北米に生息するビーバーが、11月になると寒い冬を越すために巣作りを始めます。
その他、冬に着るビーバーの毛皮を確保するため、沼地が凍る前のこの時期に罠を仕掛けるそうです。
別名”フロストムーン”とも呼ばれていて、霜が降り始める時期という意味もあるそうです。

*12月”コールドムーン”
寒さが厳しくなる季節の月。 
日本でも、冬の冷たく冴え渡った月の光を”寒月”と呼び、季語にもなっています。   

<2022年の満月>
1月18日・2月17日・3月18日・4月17日・5月16日・6月14日
7月14日・8月12日・9月10日・10月10日・11月8日・12月8日

満月の名前